ブリュッセルの高級住宅地に美しい
アール・デコ様式の館がある。
ダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン美術館(Musee David et Alice Van Buuren)として、一般公開されている。
館内は、照明や家具、食器類、タピストリー、絨毯など、部屋の隅々まで徹底した
アール・デコの装飾で統一されている。1930年代当時を再現したというインテリアは、直線的でモダンでありながら細部に職人技が光る凝った造りで、とても美しく居心地が良い。この明るい陽の光が差し込む部屋の椅子に深々と腰掛けて、ゆったりと時を過ごせたらどんなに素敵だろうと思いを馳せた。実際、そんな素敵な時を過ごしている御婦人が目の前にいた。おそらく、美術館のスタッフ(監視員)と思われる年輩の女性で、窓辺の椅子に腰掛けてゆったり雑誌を読んでいた。なんだか、ちょっと羨ましくなってしまった。
この美術館で忘れてはいけないのが、数々のコレクションの中に、絵画の逸品が展示されていることだ。ブリューゲル(父)による「イカロスの墜落」である。ベルギー王立美術館にある「イカロスの墜落」と見比べてみるのも面白い。

この扉の向こうには、徹底した美しい
アール・デコ様式のインテリアが広がる





残念ながら、館内は撮影禁止だったので、庭園の写真だけしかありません。
興味を持たれた方は、
ダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン美術館を御覧下さいませ。
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世界遺産に登録されているスタニスラス広場に建つ
グランド・ホテル・ド・ラ・レーヌ(Grand Hotel de la Reine)は、かつてマリー・アントワネットも泊まったことがあるという由緒正しい建造物である。
ホテルの階段ホールには優雅な装飾が施されているが、私の泊まった部屋は予想外に落ち着いたインテリアで、華やかさは無かった。きっと部屋によってまちまちなのだろう。このホテルに泊まる醍醐味は、世界遺産の中で過ごすことができることだ。それだけで、とても気分が良い。それは、昼間歩き疲れてホテルへ立ち寄る時も、夜暗くなってから安心してライトアップされた広場を散策する時にも感じることだ。欲を言えば、自由に使える美しいサロンやライブラリールームなどがあると、さらに快適な滞在ができると思うのだが・・・。

左の建物が
グランド・ホテル・ド・ラ・レーヌ
優雅な装飾が施された階段ホール




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エミール・ガレの生地である
ナンシー(
Nancy)には、
アール・ヌーヴォーの建築が数多く残っている。美しくそれぞれが個性的な姿は、春に咲き誇る花々のように魅惑的だ。蔓のように伸びたアイアン飾りや、花弁を模ったレリーフなど、ひとつひとつ凝った意匠を眺めながら散歩するのも楽しい。ほとんどが個人住宅であるため、室内を見学することができないのが残念である。
ブラッスリー・エクセルシオール・フロ(Brasserie Excelsior Flo)では、美しい
アール・ヌーヴォーの装飾の中で食事をすることができる。私は、滞在中に2度ランチをした。店には客がひっきりなしに訪れていて、常に賑わっていた。スタッフの中に小柄で華奢な女性がいた。見ているこちらが心配になる程、大量の食器を載せたひどく重そうなトレイを担いでいた。担ぎ上げる時、一瞬まわりの男性スタッフも気にしたようだが、手を貸そうとはしなかった。フランスでは、重い荷物(と言っても機内持ち込み可能な小さなキャリーバッグだが)を持っていると通りすがりの男性が手を貸してくれることが多い。習慣として根付いているように感じる。が、ひとたび仕事となると、事情が違うようだ。そこにあるのは、徹底した男女平等なのだろう。旅人には解らない、この国で生きていくことの厳しさを垣間見た気がした。

世界遺産に登録されている
スタニスラス広場(Porte Stanislas)を見下ろす





町に息づく
アール・ヌーヴォーの建築

ブラッスリー・エクセルシオール・フロ(Brasserie Excelsior Flo)の内装
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ナンシー派美術館(Musee de l'Ecole de
Nancy)は、
ナンシー派(アール・ヌーヴォーの1派)のパトロンであったコルバン氏の邸宅を美術館として公開している。
エミール・ガレや
ルイ・マジョレルなどの貴重なコレクションが、室内装飾として自然な形で展示されている。
日常から隔絶した空気の漂うセピア色の室内に入ると、当時のコルバン邸に招かれた客人のような気分になってくる。遥かな時を超えて、アール・ヌーヴォーの夢見るような世界にまどろむ。できれば、いつまでもずっと、その空気感に包まれていたかった。
短くも美しく燃えた芸術の華、アール・ヌーヴォー。その生きた証である
ナンシー派美術館は、現代の人々につかの間の美しい夢を見せてくれる。

扉の向こうは夢のように美しいアール・ヌーヴォーの世界(残念ながら室内は撮影禁止だった)





当時は小さな水族館として使われていたパビリオン

ルイ・マジョレルの邸宅(Villa Majorelle)、見学は
ナンシー派美術館に要予約
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フィガロの特集で
ボドルム(
Bodrum)の写真を見て、いつか絶対に行こうと決めていた。その白く美しい町は、トルコの海辺のリゾートである。日本から出ているトルコのツアーを色々調べて、やっと見つけた
ボドルムを訪れるツアーでは、トルコを代表する古代遺跡のあるエフェソスが削られていた。それでも良いと思った。とにかく、真っ青な海と白い町が見たかった。
ツアーで泊まったホテルは町から少し離れた高台にあり、自由時間も無く、せっかくの白い町を散歩することは出来なかった。これにはがっかりしたが、青く美しい海は充分に堪能することができた。小さな船を貸切にしてクルーズし、1日海の上でゆっくり過ごすことができたのだ。サファイアブルーやエメラルドグリーンに輝く海は、いくら眺めても見飽きることはなかった。愉快な船長が昼食を作ってくれて、船上でランチをした。何を食べたか全く憶えていないが、何だか美味しくて楽しかったことは憶えている。







信じられないくらい美しい海の色
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イスタンブールにある
地下宮殿(
イエレバタン・サライYerebatan Sarayi)の正体は、東ローマ帝国のユスティニアヌス帝により建設された大貯水槽であった。以前知人に見せてもらったメデューサの首の写真と、
地下宮殿という謎めいた響きに魅かれ、トルコ旅行で最も楽しみにしていた場所である。
実際に訪れてみると、何故か逆さまになったメデューサの首が幻想的な雰囲気を盛り上げてはくれるが、期待していた程ではなかった。現代アートの不自然な演出がされていて、せっかくのいい雰囲気に水をさしていた。京都の高台寺でも同じような経験をした。演出によっては、返って美しさを損ねてしまうと感じる。ナンシーのスタニスラス広場の光のショーのように美しさをより高めてくれる演出もあるけれど・・・。

336本の大理石柱が支える
地下宮殿


何故か逆さや横になったメデューサの首



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イスタンブールにある
ドルマバフチェ宮殿(Dolmabahce sarayi)は、オスマン帝国の時代にはスルタンの居城として、またトルコ共和国になってからは大統領官邸として、歴史にその華々しい姿が刻まれている。
その豪華絢爛な宮殿で特に目を見張ったのは、大階段の手摺の支柱にクリスタルが使用されていること。中央に吊るされたバカラの巨大なシャンデリアも美しいが、それよりも手摺の美しさに心を奪われてしまった。
ドルマバフチェ宮殿と聞いて、私が真っ先に思い出すのは、このクリスタルの手摺である。




大階段の手摺の支柱がクリスタル




宮殿からボスポラス海峡を望む
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リスボンに美しいイタリア式庭園がある。それは、初代フロンテイラ侯爵が1670年に狩猟の館として建てたという
マルケゼス・デ・フロンテイラ宮殿(Palacio dos Marquesses de Fronteira)の庭園である。アズレージョに彩られたテラスには神話をモチーフにした彫像が並んでいる。訪れた時は、ひっそり静まり返っていて、庭園の美しさをしみじみ味わうことができた。ポルトガルでは、魅力的な庭園に期せずして出会う。シントラのレガレイラ宮殿もそうだった。ガイドブックで観光地としての評価が低くても、素晴らしいところが沢山ある。きっと記載さえされていない素敵なところも沢山あるに違いない。それらに運よく出会えた時、人や物との出会いと同じように、何かに導かれて出会えたように感じる。そんな風景との出会いが、さらなる旅へと誘うのだ。

今も侯爵の子孫が住んでいるという
マルケゼス・デ・フロンテイラ宮殿





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「谷間の真珠」と呼ばれる
オビドス(
Obidos)は、城壁に囲まれた美しい村だ。アズレージョに覆われた門を抜けると、白壁が眩しく可愛らしい家並みが続く。かつて、その美しさにすっかり魅了された王妃イザベルに、ディニス王が村をまるごとプレゼントしたと言う。
私は、リスボンから日帰りのエクスカージョンで訪れた。村には15世紀の城をホテルにしたポザーダ(Pousada do Castelo)がある。全9室しか無く、ポザーダの中でも特に人気が高いそうだ。今度行く時は、ぜひポザーダに泊まってゆっくり村に滞在してみたい。未だ見ぬ地にも行ってみたいが、やり残したという思いがある地には再訪したくなってしまう。一度の訪問で悔いが残らないように、納得の行く旅ができるようになりたいものだ。

城壁から
オビドスを眺める


アズレージョが美しい門、ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)







サンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria)
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ポルトガルの素朴な猟師町
ナザレ(
Nazare)での記憶は、犬だ。リスボンからエクスカージョンで訪れて、自由時間に路地を歩いていると、途轍もなく大きな野犬が何匹もうろついていた。以前家で、真っ黒なシェパードを飼っていたが、もともと犬は得意な方ではない。べつに噛まれた経験があるわけではないが、小さな飼い犬でさえ、見知らぬ犬は少し怖い。大きな野犬は、なおさら怖い。海岸に戻って、時間まで海を眺めて過ごすことにした。ここにも犬がいた。燦燦と照りつける太陽の下、白い砂浜、真っ黒な犬。光と影の強いコントラスト。それは、いつかどこかで見た風景に似ていた。

大きな野犬に阻まれて、丘の上には行けなかった





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「綿の城」を意味する
パムッカレ(
Pamukkale)。自然は時として、人間の想像を遥かに超えた芸術作品を創り出す。高さ200mから連なる白い石灰棚、煌くアイスブルーの水面、遠く広がるアナトリアの大地。壮大な景観を眺めながら、裸足で歩いて、直接綿の城の感触を楽しむ。
パムッカレは、トルコに行ったらやはり一度は訪れておきたい美しい城だ。






かつてローマ帝国の温泉保養地であった
ヒエラポリス(
Hierapolis)の遺跡は、
パムッカレを少し上がった所にある。
ヒエラポリスと
パムッカレは、自然と文化の複合遺産として世界遺産に登録されている。



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中世の家並みが残る
ペルージュ(
Perouges)には、リヨンからバスで行った。
バスを降りて長い坂道を上って、「こんな不便な田舎の村へ、わざわざ遠い日本からやって来るわ」と半ば自嘲気味に心でつぶやいて、村の小さな門を入った。そんな投げやりな気持ちになっていたのは、旅の終わりが近づき疲労が蓄積し、足の指が痛かったせいだ。だが、フランスの美しい村は決して期待を裏切ることはない。朝早く着いたため、人もまばらで静寂に包まれた村は一際美しく、疲れた旅人を優しく迎えてくれた。
細い路地を歩いてシャッターを切っていると、この村の名物であるガレットの職人たちが、工房から出てきて表情豊かに様々なポーズをとってくれた。それはまるで寸劇を見ているかのようであった。突然の出来事に、私はシャッターを切ることも忘れて見入ってしまった。フランスでは時々こんなお茶目な人々に出会う。とっさに反応できず、いつもシャッターを切り損ねてしまうのだ。見とれている私を残して、彼らは工房に戻り、また忙しく働き始めた。路地には何事も無かったかのように静けさだけがあった。
ペルージュ(
Perouges)の入口、小さな門を見上げる









村の教会にて
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有名な
シヨン城には、行きはモントルーから遊覧船に乗って行った。船は湖上をすべるように進み、やがて、様々な映像で目にしていたとおり、レマン湖に浮いているかのように見える美しい城が近づいてきた。
城は湖岸に建っていて、岸辺から門をくぐり中に入ると、それまで抱いていたロマンティックなイメージは吹き飛んでしまった。バイロンが「シヨンの囚人」という詩を残しているように、
シヨン城はかつて幽閉の地であった。優雅な趣はなく、無骨な荒々しさが漂っていた。
帰りは、モントルーまで湖岸沿いの遊歩道を歩いた。樹々が心地良い緑陰を作り、湖の向こうにそびえるフランスアルプスや美しく咲きそろう花々が目を楽しませてくれた。ゆったり犬の散歩をする人や、気持良さそうにジョギングをしている人。私もここでなら疲れを知らず、どこまでも走ってゆけそうな気がした。

レマン湖に浮いているように見える
シヨン城






どこまでも歩いて行きたくなる心地良い遊歩道

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菊水は南禅寺の傍に門を構える料亭旅館である。
訪れた時は、ちょうど染井吉野と枝垂桜が満開の頃だった。料理の写真が残っていないので、その詳細は忘れてしまったが、点在する離れから美しい庭園を眺めながら美味しい京料理を頂くことができ、京の春を満喫した記憶がある。食後は、ゆっくり庭園を散歩した。
小川作治兵衛の手による庭園には、丸山公園のものと兄弟と言われる枝垂桜がある。枝垂桜の下にすっぽり入って浴びた、春の麗らかな木洩れ陽は今も瞼に思い描くことができる。

この2枚は通りすがりに撮ったもの、秋の様子






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ローザンヌ近郊の
ロマンモティエ(
Romainmotier)は、スイスで最も古い教会がある美しい村だ。ハチミツ色の石造りの壁に沿って村の中に入ってゆく。いつまでも歩いていたかったのに、村は想像以上に小さくてあっと言う間に1周できてしまった。どこか物足りない気持ちを抱いたまま教会に向かった。
教会では、ちょうどパイプオルガンの演奏をしていた。正式なコンサートではないが、そのリハーサルなのか、真剣な美しい演奏だった。大好きなバッハのトッカータとフーガ二短調も聴くことができた。音楽を聴いて、久々に、背筋がゾクゾクする程の感動を覚えていた。旅には時々、思いがけない素敵なサプライズが待っている。

緑の中の美しい村、
ロマンモティエ(
Romainmotier)




スイス最古の教会だという聖ロマン教会


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テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行
モントルー近郊に、
ナルシスが群生することで知られる丘、
レ・プレイヤード(Les Pleiades)がある。レマン湖畔の町ヴヴェイから小さな列車に乗って行った。車窓からは、美しい山岳風景を見ることができる。緑の中に洒落た家が建っていて、この国の恵まれた環境を思う。
スイスの詳しい内情は知らないが、世界一物価が高い国とも言われ、一人当たりのGDPがベストファイブに入る豊かな国だ。とにかくいつも驚かされるのは、道路を横断しようとする時に、車が遥か彼方から徐行して止ってくれること。その徹底振りは素晴らしい。世界に名立たる観光立国としてのマナーなのか、豊かさから生まれる心のゆとりによるものなのだろうか。車窓を眺めながらそんなことを考えていた。
話が脱線してしまったので元に戻そう。列車は丘を上がって行った。
ナルシスは満開で、可憐な白い花が一面に咲いていた。その様子から、
ナルシスは「5月の雪」とも呼ばれている。頂上に着く頃、本当の雪が降りだした。ゆっくり散歩をしたかったのだが、日本の冬のような寒さに耐え切れず、早々に退散した。

美しい湖畔の町ヴヴェイ




ふもとと頂上では風景も気温も全く異なる。常に防寒対策が必要と反省。
ナルシスの群生

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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行
ロコロトンドを見た後、
チステルニーノ(
Cisternino)に向かった。インターネットで事前に調べた情報では、旧市街の入口が非常に分かりづらいとのことだった。入口は2ヶ所しか無いという。私はタクシーで行ったので、ドライバーに教えてもらい迷わずに入ることができた。だが、細い路地は他の白い町よりもさらに複雑に入り組んでいて、白い立体パズルの中に迷い込んでしまったかのようであった。彷徨っていると、信じられないような場所に道が繋がっていて、通り抜けることができた。ウキウキしながらトンネルを潜り抜け、階段を上がっては降りて、またトンネルを潜った。旧市街の面積は小さいはずなのに、いくら歩き回っても方向感覚が掴めず、道が覚えられなかった。結局、その白くて可愛らしいパズルは攻略することができないまま時間切れとなった。

白い迷宮への入口






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テーマ:★イタリア旅行★ - ジャンル:旅行
南イタリアプーリア州にある
ロコロトンド(
Locorotondo)は離れて見ると白いティアラを思わせる美しい町だ。前出のオストゥーニからタクシーで行った。この辺りには魅力的な白い町が点在する。できれば、全てを制覇したいが、それは無理なので代表的な町を選んでまわることにした。
ロコロトンドはオストゥーニより規模が小さいので、攻略するのは容易い。まずは地図を見ながら歩いて全体像を把握する。その後は、足の向くまま気の向くまま白いラビリンスに身を任せる。自分でも不思議な程、細い路地を彷徨うのが好きだ。動物がぐるぐる歩き回ってマーキングをするかのように、うろうろ歩き回って写真を撮る。一通り歩いて、見て、美しさに浸って満足した。
私は海外旅行から帰国すると、地図を広げて、訪れた地名をピンクのマーカーで塗っている。
ロコロトンドは持っているヨーロッパの地図には載っていなかったが、地図は大分ピンクに染まってきた。いつか、全てを真っピンクにしたい。ヨーロッパだけではなく、世界中・・・。途方も無い上に、だから何なんだという夢だけど、きっと旅好きな人には解ってもらえるだろう。

白いティアラを連想させる
ロコロトンドの遠景





白い町で印象的だったバロック装飾

町からイトリアの谷を見下ろす
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テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行
バート・ラガッツ(BAD RAGAZ)は、ハイジの親友クララが療養のために滞在した温泉リゾートである。私は町一番のホテル、
グランド・ホテル・ケーレンホフ(GRAND HOTEL QUELLENHOF)に泊まった。「ハイジ」はフィクションだが、部屋のバルコニーから美しい山岳風景を眺めて、クララが泊まったホテルはここだなと勝手に想像してみた。全室スイートタイプの広くエレガントな室内も素敵だが、このホテルはバスルームが特に素晴らしい。香港のペニンシュラに泊まった時に、バスルームでテレビの音声が聞けることに喜んだが、ここのバスルームにはテレビが付いていた。テレビを見ながらゆっくり入りたいし、装飾が美しいスパへも行きたい。
まずスパへ行き、アーチが連なる優美なプールで泳いでからサウナコーナーに向かった。サウナに入ろうとして異変に気付いた。むむ?なんか様子が変だそ!ガラス越しに見えるのは、もしやおしりでは?振り返って前が見えそうになり、驚いて引き返した。うわっ!びっくりした!!なんと男女混浴(裸)であった。前出のボー・リヴァージュ・パレスやモントルー・パレスも水着着用してたのに。どっと疲れたせいか、プールサイドの寝椅子に横になると爆睡してしまった。全く何をやっているんだか・・・。

町一番のホテル、
グランド・ホテル・ケーレンホフ(GRAND HOTEL QUELLENHOF)


部屋に用意された白い胡蝶蘭、ウェルカムフルーツ、生チョコ、ティーセットが嬉しい


バルコニーからの至福の眺め

バスルームはテレビ付き


グランド・ホテル・ケーレンホフ(GRAND HOTEL QUELLENHOF)は
ザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドThe Leading Hotels of the Worldに加盟している。
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マイエンフェルト(
Maienfeld)は、ヨハンナ・シュピリの名作「ハイジ(Heidi)」の舞台とされる村である。村には、物語に出てくる家などが再現されている。
駅からハイジの家までの散歩道と、ハイジの家から遥か上にあるハイジアルプ(ハイジの山小屋)まで登る本格的なハイキングコースがある。以前訪れたことがある兄から、ハイジアルプまで行くと、「アルプスの少女ハイジ」の世界そのままの風景が広がっていると聞いていた。当然ハイジアルプまで登るつもりで、張り切っていた。ふもとのハイジの家には、日本のツアーがひっきりなしに訪れていた。そこからハイジアルプまで看板を頼りに歩き始めた。しばらく歩いたが、前にも後ろにも誰も歩いていない・・・。6月はシーズンオフではないはずなのに、人気がないのかしら。不思議に思いながら、ちょっと不安になってきた。前に延々続く道。「今ならまだ引き返すのは簡単だ。でも、せっかくここまで来たのに、見ないで帰るなんて嫌だ。」その場に立ち尽くしてじっくり悩んだが、やはり怖いので諦めることにした。がっかりしながらも、ふもとから眺める風景もとても美しかった。

ハイジの家に続く道から村の中心を見下ろす



口笛はなぜ遠くまで聞こえるの♪と口ずさみたくなる風景



かわゆ〜い♪

ハイジが飲んでいたのとそっくり

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